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温泉旅館フロントマンは建前の姿、本音の自分を暴露する暴言録

ノーサイド・ゲーム 崖っぷちから這い上がる戦略とは?

こんばんは~~ヒロちゃんです♬

 

7月7日からはじまった日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」

池井戸潤氏の描き下ろし原作のドラマ化ですね。

 

 

 

ラクビーワールドカップ2019を盛り上げるために

TBSが企画し池井戸氏に無理やり書かせたなどと

様々な噂がネット上に溢れていますが・・・・

 

ドラマは、ドラマとして面白く推移しているのではないかと思っています。

大泉洋のガチンコ演技が素晴らしいし、何しろお互い崖っぷちに立たされた

主人公とお荷物ラクビーチームがどう這い上がって行くのか

その戦略がとても気になります。

 

ヒロちゃんは元銀行員だったので、様々な企業の経営戦略や決算書を

見てきましたが、企業の業績が悪くなって来ると、まず真っ先にリストラ

される分野が企業スポーツチームの運営費です。

 

ドラマでも、ラグビーチームの年間運営費に17億円が投入されているのですが

チームの運営と会社の経営に何がメリットなのか問われるシーンが何度もあります。

 

企業スポーツの意義は、地域へのスポーツ振興と、企業のイメージアップ

関連団体への企業貢献、これらが上げられています。

これらの目標を達成するために、選手は「試合に勝つ」ために

日々練習に打ち込みます。

 

ドラマでも、チームが存続する意義は何かと問われたとき、選手たちは

そう答えていましたね。

 

企業業績に直接関係を及ぼさないスポーツチームを運営するためには

母体の企業の業績が黒字になっていることが前提になります。

 

で、このドラマの背景になっている会社、一応黒字のようです。

しかし、毎期17億円の運営費がかかるこのチーム、成績も芳しく無く

本社の人間たちは、お荷物としか思っていない状況です。

なんでこんな弱いチームに大金を投じなければならないか

疑問に思っていますし、役員からは廃部の方針が打ち出されている状況。

 

主人公の君嶋は本社経営戦略室から、上司との意見の対立により

工場の総務部長に左遷されてしまいます。

さらにこの弱小金食い虫のラクビーチームのGMも兼任することとなりました。

 

本社役員の意向や、自分の身の保全のため、君嶋は一度はチームの廃部を

役員会に意見するつもりで動いていましたが・・・・・

選手達や現場の社員との関わりの中から、チームをプラチナリーグで

優勝させるというとんでもない方針を打ち出して、本社返り咲きを

果たそうと企てるようになります。

 

選手たちも負けっぱなしの状況で、2部降格、チームの廃部という

現実を突きつけられ、崖っぷちの状態。

大好きなラクビーができなくなるという現実を突きつけられ目が覚めます。

GMのとんでもない方針に乗っかり、プラチナチーム優勝のため

本気になって活動を再開するのですが・・・・・

 

ラグビーのことなんか、全く知らなかった主人公のGM

自分たちの存在意義を否定されたチームのメンバーお互いが

「優勝するぞ!!!」の目標に自分たちの崖っぷちの状況から

這い上がって行く物語の面白さが、このドラマだと思います。

 

戦略を立案することのエキスパートである主人公。

自分の立場の回復のための実績実現のため、チームを優勝させる

ための施作をこれからどんどん打って行くわけですが

そこで関係する人間関係が面白く描写されていて、見ていて

思わず感動してしまうドラマではないでしょうか??

ネット上では、原作を読んだネタバレとして、様々な

意見が出ていますが、そういう雑音は置いといてドラマ、

エンターテイメントとして楽しむのがいいのではないかと思っています。

 

現実ではなかなかうまく行かなくて、悶々としている会社員は沢山

いると思います。

しかし、自分のその悶々とした現実を打破するために行動を起こす

勇気と実行力、その原動となるしたたかな思考とかは学ぶべきだと

ヒロちゃんは実感しています。

 

多くの組織人に、現状の不満を解決するための応援歌として

このドラマの主人公が打っていく崖っぷちから這い上がる戦略を

学びながらドラマを楽しんでほしいと感じています。